リサーチャーに聞く!#155 『2025年 ストレスケア食品(機能性表示食品)の摂取実態とニーズ(第2弾)』調査のポイント

2026.02.04
  • リサーチャーインタビュー
  • Health & Food
リサーチャーに聞く!#155 『2025年 ストレスケア食品(機能性表示食品)の摂取実態とニーズ(第2弾)』調査のポイント

第155回は、2025年10月10日発刊の『2025年 ストレスケア食品(機能性表示食品)の摂取実態とニーズ(第2弾)』です!
20~60代男女のストレス悩みの実態、日常生活への影響、ストレスに対する考え方、ストレス対策商品の摂取実態などを調査。さらに、性別、年齢層別に加えて、「仕事中毒タイプ」「仕事悩みタイプ」「気疲れタイプ」「メンタル不安タイプ」「生活悩みタイプ」「気休めタイプ」の6つのクラスター軸でも分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの近藤加奈子に調査のポイントをインタビューしました!

 

近藤加奈子 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health & Food
近藤加奈子

—Profile—

2024年に入社、ヘルスケア領域を担当。消費者調査を中心にレポート作成に携わっている。
休日はカフェで読書をしながらゆったりと過ごすことが好き。

 


―今回、ストレスケア食品に関する消費者調査を実施したとのことですが、なぜこの調査を行ったのでしょうか?

近藤今回、調査を実施した理由は、「ユーザーがなぜストレスケア食品を摂っているのか」を明らかにするためです。
本調査は今回で2回目となっており、第1回目の2023年は、「誰が、どんなストレスを感じて、どのように対策しているのか」というストレスの実態や対策などの基本的な構造を捉えることを調査の目的としておりました。
そして、今回はそこからさらに深堀りし、どのようなプロセスでストレスケア食品の購入に至ったのかを分析することを目的に調査いたしました。また、一口に”ストレスケア対策”といっても、睡眠や運動、食事など様々な対策方法があるかと思います。そのなかで、「なぜ、”ストレスケア食品”を摂ろうと思ったのか」「どんなきっかけ・タイミングで行動に移ったのか」「なぜ、その商品を摂り続けるようになったのか」、購入・継続のきっかけとなった”トリガー”をクラスター別に明らかにしています。このトリガーを明らかにすることで、ターゲットに合わせた具体的なマーケティング施策の方向性を具体的に検討することが可能となります。

 

―たくさんのストレス対策方法があるなかで、「なぜ敢えてストレスケア食品を摂ろうと思ったのか」は非常に興味深いですね。
では、実際にどのようなデータが得られたのでしょうか?

近藤結論から申しますと、クラスターによってストレスケア食品の摂取トリガーが異なっていることが分かりました。今回の調査のクラスターは全部で6タイプとなっているのですが、本日は「仕事中毒タイプ」と「仕事悩みタイプ」の2タイプについて一部ご紹介させていただきます。
まず、「仕事中毒タイプ」は、意識が高く、仕事を楽しみながらも強いストレスを感じているタイプで、「根本的にストレスをケアできそう」という理由でストレスケア機能性表示食品を選択しています。また、「効果実感」が継続の重要なトリガーであることが分かりました。
一方、「仕事悩みタイプ」は、ストレス度が高く、仕事や将来への不安など、様々なところからストレスを感じやすいタイプですが、機能性表示食品以外のストレス対策として「好きなものを食べる」「趣味を楽しむ」などが上位に挙がっており、”楽しみながらケアしたい”ニーズが強いタイプです。また、機能性表示食品の摂取にいたったトリガーは、「手軽に続けられること」となっています。さらに、「買い求めやすさ」や「習慣化のしやすさ」が継続の重要なトリガーであることが明らかとなりました。
このように、クラスターによって購入や継続のトリガーがまったく異なっておりますので、ターゲットに合わせたアプローチが必要です。

―なるほど、クラスターごとに最適なアプローチ方法が異なるのですね。
それでは、具体的なアプローチ方法について教えていただけますでしょうか?

近藤はい、こちらも「仕事中毒タイプ」と「仕事悩みタイプ」を例にとってご説明させていただきます。
まず、根本的にストレスケアをしたい「仕事中毒タイプ」については、効果を実感しやすい仕組み作りが特に重要になります。具体的には、睡眠の質や集中力の向上など、毎日続けることで得られる変化をビジュアルやデータで示す施策が有効です。
さらに、成分や効果に関する科学的根拠を提示することで、納得感を高めることもポイントです。
また、習慣化をサポートする施策としては、飲みきりサイズや味の良さを活かした楽しみ方の提案に加え、ウェアラブルデバイスと連携し、睡眠や体調の改善を可視化できる仕組みを提供すると、より効果実感が高まり、継続意欲を促すことができます。
次に、楽しみながらストレスケアをしたい「仕事悩みタイプ」については、手軽に買えて続けやすいことを訴求することが効果的です。具体的には、売り場で目に付きやすい陳列にすることや、持ち運びやすい小分けパックの展開などが考えられます。
また、おやつ感覚で楽しめる味の良さを前面に出したパッケージや広告表現も有効です。
さらに、SNSや口コミで「美味しく手軽にリラックスできる」体験を拡散することで、購買のきっかけを増やすことも期待できます。
このように、クラスターごとにトリガーの違いを把握することで、「すべてのユーザーに同じ訴求をする」のではなく、タイプごとの購買動機や継続要因に寄り添った、最適なコミュニケーション設計が可能になります。

 

―クラスターごとに購買や継続のトリガー、そして最適なアプローチが大きく異なるという点がよく理解できました。
では最後に、今回の調査のここに注目してほしい!というポイントがございましたら、是非ともお聞かせください。

近藤注目していただきたいポイントは「成分」についてのページです。
「ストレス改善に効果があると思う成分」として、「GABA」と「マグネシウム」の出現率が前回調査から5pt以上アップしており、ストレスに関する成分として注目が高まっていることが分かりました。特に、「マグネシウム」がストレスケア成分として注目度が上昇していた点は、私たちにとっても意外な結果でした。その理由についてはぜひ個別のオンラインミーティングにてご確認いただきたく思います。さらに、クラスターによっても「ストレス改善に効果があると思う成分」が異なっておりましたので、こちらもオンラインミーティングでご覧ください。
このように、本レポートは商品開発やマーケティング、プロモーション設計まで、幅広くご活用いただける一冊となっておりますので、皆様もぜひ一度ご試読いただき、課題解決や企画立案にお役立ていただければ幸いです。

 

 

―本日は貴重なお話をありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2025年 ストレスケア食品(機能性表示食品)の摂取実態とニーズ(第2弾)」レポートは絶賛発売中です。
ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

 

『2025年 ストレスケア食品(機能性表示食品)の摂取実態とニーズ(第2弾)

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