美容・化粧品
第164回は、2025年12月19日発刊の『2025年 ダイエットの意識・実態調査(第3弾)』です!
ダイエットに対する考え方やダイエットの取り組み、ダイエット対策商品の利用実態、今後の対策意向などについて調査。さらに、「燃焼系」「カット系」「筋トレ系」など8つのダイエット系統別分析や、「ハードタイプ」「ギャップタイプ」「ヘルスタイプ」「ルックスタイプ」「ソフトタイプ」「スポーツタイプ」「リバウンドタイプ」の7つのクラスター別でも分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの近藤加奈子に調査のポイントをインタビューしました!
近藤加奈子 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health & Food
近藤加奈子
—Profile—
2024年に入社、ヘルスケア領域を担当。消費者調査を中心にレポート作成に携わっている。
休日はカフェで読書をしながらゆったりと過ごすことが好き。
―今回、ダイエットに関する消費者調査を実施したとのことですが、今回の調査目的を教えていただけますでしょうか?
近藤:本調査は、2021年・2023年に実施した調査に続く、今回で3回目の調査です。本調査の目的は、最新のダイエットトレンドの把握です。ダイエットのトレンドは他のテーマに比べて移り変わりが激しく、時代とともに変化しています。
例えば、かつては「体重を減らすこと」そのものが主な目的でしたが、近年では「健康的に引き締める」「無理なく継続する」「美容や体調も同時に整える」といったように、目的や価値観が多様化しています。また、取り組み方についても、厳しい食事制限から、手軽に取り入れられる食品や習慣を活用するスタイルへとシフトしています。こうした変化を捉えることで、今後求められる商品やサービスの方向性を明らかにすることが、本調査の大きな狙いです。
さらに今回は、単なるトレンド把握にとどまらず、消費者の意識変化の背景まで深堀して分析しています。そのため、ダイエット市場に関連のある企業様にとって、今後の戦略検討や商品開発の方向性を検討いただく上でご活用いただける内容となっています。
―ダイエット市場は、トレンドの把握がポイントということですね!では、実際にどのようなトレンドが見られましたか?
近藤:今回の調査で特に顕著だったのが、「腸活」ニーズの継続的な拡大です。前回調査に続き、今回もその伸長が確認されており、ダイエットの中でも一つの主流テーマになりつつあることが分かりました。
具体的には、糖質制限に取り組む人が年々減少している一方で、腸内環境を整えることを目的としたダイエットが増加傾向にあります。つまり、「制限して痩せる」から「整えて痩せる」へと、アプローチそのものが変化してきているといえます。
さらに今回の調査では、「なぜ腸活がダイエットに良いと捉えられているのか」という背景や意識の部分まで踏み込みました。その結果、腸活に取り組む人は、太った原因を単なる食べ過ぎや運動不足ではなく、「加齢」や「基礎代謝の低下」といった、自分ではコントロールしにくい要因として捉えていることが明らかになりました。また、目指す理想像についても、「体重を落とすこと」よりも「代謝の良い身体」を重視する傾向が強く見られています。
こうした結果から、現在のダイエットは、短期的に体重を落とす“攻め”の発想から、年齢や体調変化を見据えてコンディションを整える“守り”の発想へとシフトしていると考えられます。

―なるほど、“攻め”から“守り”への変化というのは非常に興味深いです!
それでは、今回の調査で「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば、ぜひお聞かせください!
近藤:今回、注目いただきたいのが「分析の切り口」です。一般的には、性別や年代といった属性軸でターゲットを整理するケースが多いと思いますが、本レポートではそれに加えて、新たに「体型の自己認識」という視点からダイエット層を捉えています。
例えば、BMI上は「痩せ」に該当するにもかかわらず、自身では「太っている」と認識している層が一定数存在しています。具体的には、男性で約6%、女性では約20%がこの層に該当します。数値だけを見ると少なく感じられるかもしれませんが、ダイエット市場全体の母数で捉えると無視できない規模であり、かつ「本来は痩せているにもかかわらずダイエット意向が高い」という点で、非常に特徴的かつ重要なターゲット層だといえます。
さらに興味深いのは、この層が一般的な基準ではなく、「過去の自分」や「理想の自分」との比較によって体型を判断している点です。つまり、数値ではなく“自己基準”でダイエット意識が形成されているということです。加えて、この層を男女別に分析することで、ダイエットに取り組む際の意識や行動の違いも明確になってきています。こうした違いは、商品設計やコミュニケーション設計において非常に重要な示唆になると考えています。
「自分の体型をどう認識しているか」という切り口でデータを見ることで、従来の性別・年代別では捉えきれなかった、よりリアルなユーザー像を理解することが可能になります。
なお、このあたりの詳細な分析結果については、ぜひ個別のオンラインミーティングにてご紹介させていただければと思います!
―「体型の自己認識」という軸でデータを見ることで、新たな発見が得られそうですね!
では最後に、今回の調査について、お客様からはどのような感想をいただいていますか?
近藤:お客様からは、「実務に活用しやすい」「ターゲット像が具体的に見える」といったお声を多くいただいております。中でも特にご評価いただいているのが、弊社の強みである「クラスター分析」です。
今回のダイエット領域におけるクラスターは、意識の高低だけでなく、「健康維持」「スタイル改善」「無理なく続けたい」といった目的の違いまで反映しており、非常に多様でリアルな構造になっています。
さらに本レポートでは、各クラスターの位置関係を直感的に把握できる「クラスター分類マップ」や、クラスターごとに求められる商品像・価値まで整理しています。これにより、「どの層を狙うべきか」だけでなく、「その層に対して何を提供すべきか」まで具体的に検討いただける内容になっています。
実際に、同じ「ダイエット層」であっても、求められる商品設計やコミュニケーションは大きく異なります。本レポートをご活用いただくことで、こうした違いを明確に捉え、より精度の高い商品開発や訴求設計につなげていただける点を評価いただいていると感じています。
ぜひ本レポートを通じて、ダイエット市場におけるターゲット理解や商品開発・コミュニケーションのヒントを得ていただければ幸いです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2025年 ダイエットの意識・実態調査(第3弾)」レポートは絶賛発売中です。
ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。
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