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2018.12.26

【TPCマーケティングリサーチ】★LifeScience Web News★ ~#006

NEWS

▽▽▽【本日のトピックス】▽▽▽
◆【アグリ】
┗三井化学アグロとJA全農が新規水稲用除草剤サイラを共同開発(2018/11/27)

◆【メディカル】
┗東京農工大発ベンチャー、ペプチド原薬の製造設備を稼働予定(2018/11/27)
┗AGC、スペイン合成医薬品原薬製造会社を買収(2018/12/4)
┗京都大学iPS細胞研究所、住友化学、大日本住友製薬が共同で高品質な臨床用iPS細胞の製造に向けた研究を開始’(2018/12/21)

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アグリ
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▽▽三井化学アグロとJA全農が新規水稲用除草剤サイラを共同開発(2018/11/27)▽▽

三井化学アグロは、全国農業協同組合連合会(JA 全農)と共同で、
新規水稲用除草剤有効成分「サイラ/CYRA」(一般名:シクロピリモレート)の開発を進めており、
同有効成分を含む混合剤の農薬登録を国内で申請した。
「サイラ」は、三井化学アグロが発明した新規原体の一つ。
水田に発生する広範囲な広葉雑草・カヤツリグサ科雑草が対象で
、日本国内の水田で発生が認められる
ALS(アセト乳酸合成酵素)阻害剤抵抗性の雑草の対策にも有効となっている。

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メディカル
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▽▽東京農工大発ベンチャー、ペプチド原薬の製造設備を稼働予定(2018/11/27)▽▽

東京農工大発ベンチャーのJITSUBO(横浜市)が、
ペプチド医薬品の原薬製造設備を2019年1月に稼働する。
従来技術である固相合成法に比べて製造コストを10分の1に
減らせる液相合成法の生産能力を引き上げる。
これまでは製薬会社などの創薬研究用にミリグラム規模で供給してきたが、
新設備の稼働によって1ロット200グラムの治験薬原薬製造まで
幅広く対応できるようになる。
同社はペプチド原薬の受託製造事業で数百億円の売上を目指す。

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▽▽AGC、スペイン合成医薬品原薬製造会社を買収(2018/12/4)▽▽

AGCは、Boehringer Ingelheim社(本社:ドイツ)との間で、
同社の合成医薬品原薬製造会社である
Malgrat Pharma Chemicals, S.L.U.社(本社:スペイン、以下MPC社)の買収について合意に至った。
MPC社は、cGMPに対応した合成医薬品原薬の製造において豊富な実績を持ち、
開発医薬品から商用医薬品まで幅広いスケールの生産に対応できる機能を備えている。
AGCグループは、今後も大きな需要の伸びが見込まれる合成医薬品・バイオ医薬品事業において、
高水準の品質・サービスを継続して提供できるよう、必要な買収・設備補強を積極的に行っていく方針。

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▽▽京都大学iPS細胞研究所、住友化学、大日本住友製薬が共同で
高品質な臨床用iPS細胞の製造に向けた研究を開始(2018/12/21)▽▽

京都大学iPS細胞研究所CiRA、住友化学および大日本住友製薬は、
より高品質な臨床用iPS細胞を製造するための共同研究を開始したと発表した。
本共同研究は、iPS細胞を使用した細胞治療を一般医療へと普及させるには、
高品質で均一なiPS細胞の大量かつ安定的な製造が必要であることを受けて実現したもの。
本共同研究では、CiRAのiPS細胞製造・品質管理技術、
大日本住友製薬の再生・細胞医薬品の商用生産・品質管理技術、
および住友化学の幹細胞関連技術を持ち寄る。
そうして既存の製造プロセスの見直しや新規技術の検討を行い、
より効率的で安定的な商用製造に適用可能な臨床用iPS細胞の製造技術を確立し、
産業利用につなげていくとしている。

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