TOPICS

2023.07.28

リサーチャーに聞く!#53 『業務用冷凍食品の市場分析調査』調査のポイント

PRESS

FOOD & DRINK

第53回は、2023年7月14日発刊の『業務用冷凍食品の市場分析調査』です!
業務用冷凍食品市場をカテゴリー別・チャネル別で分析し、主要参入企業の売上動向、商品戦略・販売戦略を調査した当レポートについて、弊社リサーチャーの上野利恵、川原恒輔、佐藤照穂、堀越滉平、前田雅俊に調査のポイントについてインタビューしました!

 

上野利恵 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
係長 上野 利恵

—Profile—
入社以降、シニア食や業務用食品領域を中心に調査を担当。
近年は、新規事業や用途開発など、事業戦略の立案に向けた調査も複数実施している。

趣味はカレー屋巡り。休日にはスパイスカレー、スープカレー、欧風カレーなどを食べ歩いている。

川原恒輔 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
シニアアナリスト 川原 恒輔

—Profile—
入社以降、ヘルス&フード分野のマーケット調査・事例調査・消費者調査を担当。
近年では、問い合わせが増えている食品原料や業務用食品関連の独自調査や市場調査を複数実施している。

 

堀越滉平 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health&Food
堀越 滉平

—Profile—
2018年の入社当時から健康食品分野で主にマーケット調査を担当している。
これまで健康食品通販や乳酸菌関連商品、健康食品R&Dなどの調査を行ったほか、
昨年は睡眠サポート食品に関する消費者調査を初めて実施した。
趣味は野球観戦で、大の阪神ファン。2005年以来のアレを心待ちにしながら、甲子園球場によく観戦に行っている。

 

 


―なぜ、今回は業務用冷凍食品に関する調査を行ったのですか?

上野業務用冷凍食品市場は、コロナ禍の影響から20年に大きく落ち込みましたが、22年は回復して9,000億円を超える市場になりました。さらに、25年には1兆円を超える市場になることが予測されています。
そんな業務用冷凍食品の動向について、多くの企業の方々からコロナでどのような変化があったのか、今後どのような動向なのか知りたいという声をいただきました。また、各カテゴリーをチャネル別に深堀しているレポートが他にないので作成してほしいといった声もいただいておりました。
そのため、今回はお客様のご要望にお応えして、コロナで変動した市場がどのように変化したかを、カテゴリー別・チャネル別で分析し、「何がどのチャネルでどのくらい売れているのか」や「各業態の課題に対応した主な販売ポイント」などを明らかにすべく、調査を実施しました。

 

―なるほど、そのような背景があったのですね。
では、調査を実施して明らかになったことは何だと思いますか?

川原慢性的な人手不足と物価高騰から、現場の負担軽減や単価アップにつながる冷食のメリットがますます大きくなっており、外食・中食・給食問わず、業務用冷凍食品の需要が広がっていることがわかりました。
具体的には、マルチオペレーションや自然解凍といった「現場のオペレーション軽減」に加えて、「健康志向」、「経時耐性」、「ひと手間アレンジ」、「フードロス削減」、「インバウンド対応」など、多様な課題を解決するため、各社のきめ細かな提案活動が需要開拓につながっています。また、今後の成長を期待して、人手不足改善のための「冷食自販機」といった新チャネルや、植物性原料の「プラントベースフード」といった新カテゴリーへの取り組みが進んでいることも明らかになっています。

 

―参入各社の取り組みもレポートで挙げているのですね。
では、各カテゴリーをチャネル別に深堀したことで、明らかになったことはありますか?

佐藤カテゴリー別では、行動制限の解除から全般に需要が復調傾向にあり、コロッケや水産フライ、唐揚げ、ハンバーグ、うどん、焼成パンなどの主要カテゴリーで軒並み前年を上回りました。また、チャネル別でみると、22年は「ホテル・宿泊施設」「レジャー施設」「飲食店その他(和・洋・中のレストランや各種専門店など)」といった外食チャネルで需要が顕著に回復していました。さらに深堀してみると、”自然解凍”、”マルチオペレーション”、”栄養強化”などを特徴とした商品が求められているのを感じました。

 

―ちなみに、求められている特徴について具体的に教えていただけますでしょうか。

堀越:”自然解凍”では、23年春の新商品数は、22年春に比べて1.4倍に増加しており、現場で特に時間がかかる解凍の「手間を省きたい」というニーズへの対応が進んでいます。
”マルチオペレーション”については、1商品あたりの対応できる調理方法数が年々増加しており、特にスチコン・ボイル(湯せん)で調理できる商品が増加しています。
”栄養強化”では、「鉄分強化」と「ビタミンC入り」の商品が増加傾向にあり、各社が人手不足の課題解決に向けた商品展開や、健康増進のサポートに注力を行っているのが分かりました。

―商品特徴についても具体的に分析されているのですね。
では、最後に今回の調査について、お客様からはどのような感想・評価をいただいていますか?

前田:「各カテゴリーをチャネル別に深堀しているレポートは他ではあまりないので、役に立っています!」、「他社がどのような販売戦略を行っているのか把握することができ、助かりました!」、「今後この市場への参入を考えており、企業別シェアなどが参考になりました!」といったお声をいただいています。
また、レポートを作成するにあたり取材させていただいた業界の皆様にも、結果を知りたいと嬉しい声をいただきました。改めまして取材にご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。
アフターコロナや物価高騰など、環境変化が加速する中で、当レポートではチャネル別の販売ポイントなどもまとめており、今回の調査・分析を通じてお客様の今後の事業活動と冷凍食品業界のさらなる発展のお役に立てれば幸いです!

 

 

 

 

―本日は貴重なお話しありがとうございました。
さて、今回インタビューした「業務用冷凍食品の市場分析調査」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

『業務用冷凍食品の市場分析調査』