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2023.10.11

リサーチャーに聞く!#60 『2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)』調査のポイント

PRESS

HEALTH

第60回は、2023年9月8日発刊の『2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)』です!
シニア層の食事・調理・買い物に関する悩み・困りごと、物価高騰による食実態や食意識、健康意識への影響、コロナ禍からの変化などを調査した当レポートについて、弊社リサーチャーの前田雅俊に調査のポイントについてインタビューしました!

 

前田雅俊 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Health&Food
前田雅俊

—Profile—
2022年に入社後、ヘルス分野で主に通販健康食品のマーケット調査を担当。現在は、今後に自身も関りがあるシニア層の問題について調査を行っている。
趣味はMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)、最近は操作にこだわるために片手キーボードを購入。

 


―今回、シニアの食事をテーマにした消費者調査を実施したとのことですが、なぜ調査を行ったのですか?

前田この「シニアの食事」をテーマにした消費者調査は今回が3回目になるのですが、前回調査の2021年と比較して昨今の物価高騰によりユーザー意識の変化を感じたことがきっかけになります。
また、前回調査をご購入いただいたメーカー様より”アフターコロナへの転換にあたりユーザーの意識が変化したのかデータが欲しい”とお問い合わせもいただいておりましたので、物価高騰と2021年のコロナ禍から2023年のアフターコロナへの転換でシニアの食事に対する意識にどのような変化があったかを明確にするために調査を実施いたしました。

 

―なるほど物価高騰によるユーザー意識の変化がきっかけだったのですね。
では、実際に調査を実施してみて、変化のあったことや新たな発見はありましたか?

前田:一番印象的だったことは、1年前より食事量が減っている人が約半数(49.3%)もいたことで、前回調査(2021年)では22.6%だったので26.7ptも増加していたことです。
また、食事量が減ったことにより、「体力の低下」「免疫力の低下」「疲れやすくなる」「筋力・握力の低下」「栄養不足に陥る」を心配している人がいずれも4割以上いたことも印象的でした。
一方で、「朝昼晩三食きちんと食事をとる」ことを望んでいる人が半数以上(56.1%)おり、「食事量が減った」と回答した人が増加していることに対してギャップ(差)を感じました。

 

―食事面だけでもそんなに発見があったのですね。
ちなみに、このレポートでは食事面以外も調査を行っていますが、他に変化があったことはありますか?

前田ロコモやフレイルについての調査でも変化がありました。認知度を調査したところ、ロコモが7割、フレイルが5割強とどちらも半数を超えていましたが、フレイルは前回調査(2021年)の41.2%より14pt以上増加していました。そのほかでは、オーラルフレイルも認知度が8.8pt増加しており、シニアに関するキーワードの認知が広がっていることが分かりました。
また、今回はさらに深堀して、フレイルを知らない人にフレイルについて説明すると該当すると思う人を確認したのですが、フレイルを知らない人のうち約4割の人がフレイルに該当していると思っており、潜在的な危険性が高いことが伺えました。

―今回の調査では色々な発見をされていますが、このような変化は物価高騰が影響しているのでしょうか。

前田:物価高騰による影響はかなり大きく感じました。例えば、「卵」や「牛乳」などの買い控えにより摂取する食品数の減少が発生し、栄養バランスが崩れていることを感じる人が増えています。また、食事量の減少により体力や免疫力の減少を感じる人も増加しており、調査前に想像していたよりも健康面への影響が大きいと感じました。
しかも、物価高騰はまだ終わりが見えておらず、このまま物価高騰が続くようならば、いずれは「物価高騰フレイル」の恐れもあるのではないかと感じています。

 

―「物価高騰フレイル」ですか!「コロナフレイル」が解消したかと思えば、新たな危険性があるのですね。
では、このレポートでは解決に向けて何か提案しているのでしょうか?

前田:レポートでは、調査内容を分析して、求められる商品像を提案させていただきました。例えば、シニアの人は買い控えをしているものの、栄養バランスが良い食事をしたい人が多い点や、今後求めている商品・サービスなど様々な視点より分析を行い提案をさせていただいております。
ご覧いただいたメーカー様にも「様々な切り口で調査を実施しており、面白い」との声もいただいております。また、ご購入いただいたメーカー様へのアフターフォローである、ご希望いただいた切り口での追加クロス集計もご好評をいただいております。例えば「孤食」の人や、「BMI値別」など事業戦略に応じたターゲットに絞って集計を行うことも可能ですので、ぜひともご活用いただければと思います。
さらに、TPCならではのクラスター分析も「アクティブシニア」「ヘルシーシニア」「コスパシニア」「隠れフレイルシニア」「ノンアクティブシニア」の5つで分析を行っております。全50問の質問より様々な切り口からシニアの食事の問題点やニーズを広く把握いただける内容になっておりますので、ぜひともご活用くださいませ。

 

―本日は貴重なお話しありがとうございました。
今回インタビューした「2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

『2023年 シニア層が抱える食事の問題点と今後のニーズを探る(第3弾)』