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2023.11.17

リサーチャーに聞く!#67 『2023年 アンチエイジング化粧品の市場分析調査』調査のポイント

PRESS

BEAUTY

第67回は、2023年11月8日発刊の『2023年 アンチエイジング化粧品の市場分析調査』です!
今日の化粧品のなかでも注目を集めているアンチエイジング化粧品に焦点を当て、その市場動向をブランド別、種類(剤型)別、成分別、価格帯別などさまざまな角度から徹底分析を行った当レポートについて、弊社リサーチャーの福原裕子、松川実生、武本美沙に調査のポイントについてインタビューしました!

 

福原裕子 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty
主任 福原裕子

—Profile—
2017年の入社当時から化粧品分野でマーケット調査を担当。
また、近年はヘアケアに関する消費者調査も担当しているほか、コンサルティング業務にも携わっている。
最近はお客様からご相談をいただくことも多いため、改めて美容知識を習得したいと思いコスメコンシェルジュの資格を取得した。

 

松川実生 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty
松川実生

—Profile—

2021年入社後、化粧品分野で主にマーケット調査を担当している。
これまで通販化粧品、メンズコスメ、敏感肌コスメに関するマーケット調査を行った。
日本化粧品検定2級取得。
現在は日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ資格取得を目指し勉強している。

 

武本美沙 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty
武本美沙

—Profile—

2023年に入社後、化粧品分野で主に化粧品のマーケット調査を担当している。
趣味はカラオケと、小動物の動画視聴。

 


―なぜ、今回アンチエイジング化粧品に関する調査を行ったのですか?

福原アンチエイジング化粧品は以前からニーズの高いカテゴリーで、市場規模も年々拡大傾向にありました。
各社が研究開発を進めることでシワ改善化粧品のような新アイテムが誕生したりと注目度の高い市場ではありましたが、そうした中でもブランドコンセプトなどの大きな方向性としては正直変化が読み取り辛い部分もあると思っていました。
ただ、ここ数年で”エイジング”に対する意識自体が変わってきたように感じました。
今まではエイジングケアと言うと少しマイナスのイメージがありましたが、最近ではポジティブな印象が強まったと思います。
それは、人生100年時代と言われるように世の中がいつまでもアクティブに年齢を重ねようといった風潮が強まったことも影響していると感じます。実際に広告などを見ても、以前よりも前向きに楽しくエイジングケアを訴求するものが増えたように思います。
一方で、コロナ禍を経てシワやシミ悩みが深刻化したという消費者の声もあったかと思います。
そこで、エイジングケアに対する前向きな意識と、悩みをしっかりケアしたいという両方の意識が高まる今、実際に市場の動きを調査することで新しい傾向がみられるのではないかと思い、今回調査を実施しました。

 

―なるほど、そのような背景があったのですね。
実際、今回の調査で新たな発見はありましたか?

武本:福原さんも少しお話されましたが、従来の加齢に抗うような『アンチエイジング』から、近年では加齢を前向きにとらえる『ウェルエイジング』の考え方が広まっているように思います。
実際に各社の広告をみても、ハリやシワに悩む女性の姿ではなく、笑顔で生き生きとした姿を描いたものが増えています。ポーラの研究によると、エイジングを前向きに捉えている人ほど『幸福感』が高いそうで、『ウェルエイジング』を科学的に裏付けたものとして興味深いです。
近年の『ウェルエイジング』化粧品のトレンドは、単に化粧品によるお手入れだけでなく、リラクゼーション効果も重視しており、香りやテクスチャーにこだわったアイテムが多数登場しています。
くわえて、エイジングをポジティブに捉えるためには、食事や睡眠、運動なども重要な要素で、各社はHPなどで化粧品とライフスタイルを関連させたさまざまなコンテンツを提供しています。
資生堂も2024年にはインナービューティーブランドを立ち上げ、肌、身体、心の調和が取れた『健康美』の実現を目指していくとしており、今後の動向に注目したいところです。

 

―エイジングケアに対する考え方が変わってきているのですね。
では、商品の動向について従来と変わったポイントはありますか?

松川新商品の動向としては、①肌の内側からのアプローチ、②目もとケア、③変化するテクスチャーの3点が挙げられます。
①については、エイジングケアとしてシワやたるみといった悩みを“点“でアプローチする動きに対し、肌のうるおいや保湿、なめらかさを訴求することで”内側から湧き上がる”“ふっくら“というような肌全体の印象を謳う”面”のアプローチを行う傾向が強くなってきました。たとえば「エリクシール」(資生堂)では主要商品であるリンクルクリームを6年ぶりにリニューアルし、シワを改善しふっくら柔らかな『つや肌』に導くとしています。これは、理想の肌をイメージさせるニュアンス的な部分も含んでおり、前向きにエイジングケアに取り組むような印象が伺えますね。
②については、①”面”のアプローチが広がっている一方で、AIなどのデジタル技術によって肌分析が進んだこともあり、一人ひとりの肌悩みを深堀りすることで、それぞれの肌状態に合わせたアプローチを行うブランドが増加しています。とくに2022年以降は、目まわりが顔の印象に大きく寄与することから、目もとに特化したアイテムが多くなっており、「ランコム」(日本ロレアル)では人気美容液の目元専用美容液を新発売しています。
③については、肌に塗布した後に段階的にテクスチャーが変化することで、各工程の効果実感や肌なじみの良さを謳う商品が増えています。たとえば、「B.A アイゾーンクリーム」(ポーラ)では塗布したクリームが、コク(伸び広がり)→浸透感(肌と一体化)→密着感(ハリ感を付与)といった3段階で変化する商品で、②の目元ケアアプローチとも関連しています。
このほか、2023年に入り、日本メナード化粧品が『VEP-M』、コーセーが勇心酒造の『ライスパワーNo.11+』を有効成分とするシワ改善化粧品を上市したことは、やはりシワ改善化粧品のなかでは注目ポイントですね。新規有効成分の配合で他社との差別化を図っており、これからもシワ改善におけるアプローチの幅の広がりが期待できます。

 

―なるほど。”点”と”面”のアプローチを行う企業が増えているのですね。
では、今回の調査について、お客様からはどのような感想・評価をいただいていますか?

武本そうですね、先ほどのお話にも出ましたが、『点と面』や『ウェルエイジング』など、新規性のある単語に興味を惹かれたとご好評をいただいています。最新の情報を詰め込み、今後のトレンドを見据えたレポートとなっておりますので、アンチエイジング化粧品を取り扱われている企業様はもちろん、これから新規参入される企業様やOEM企業様にもおすすめです。
また、今回のレポートより企業単位からブランド単位で記載しているので、よりピンポイントにアンチエイジング関連に絞った売上やブランド動向を見れるところが魅力だというお声をいただいています。個別ブランドのページでは、主要ブランドの売上や商品・販売戦略などを、画像やグラフなどで詳しくご紹介しておりますので是非ご覧いただきたい部分です。

 

―今後のトレンドを見据えたレポートは必見ですね。
最後になりますが、読者の皆様に一言ありましたらお願いします。

武本新商品の投入や新成分の配合などが続々と発表され、各社が注力しているアンチエイジング化粧品市場にご興味、ご関心のある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
当レポートは3日間のご試読が可能ですので、是非一度ご覧いただけたらと思います。いつでもお問い合わせお待ちしております!

 

―本日は貴重なお話しありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2023年 アンチエイジング化粧品の市場分析調査」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

2023年 アンチエイジング化粧品の市場分析調査