美容・化粧品
第158回は、2025年12月23日発刊の『2025年 育毛商品の使用実態と今後のニーズ(第2弾)』です!
育毛商品の使用実態、効果の判断、魅力的な成分、使いたい香りや容器タイプ、さらに今後の商品ニーズなどについて調査。また、性年齢層別に加えて、「自己投資タイプ」「将来不安タイプ」「人生充実タイプ」「年齢相応タイプ」「現状維持タイプ」「惰性的タイプ」の6つのクラスター別に分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの福原裕子に調査のポイントをインタビューしました!
福原裕子 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Beauty & Cosmetics
主任 福原裕子
—Profile—
2017年の入社当時から化粧品分野でマーケット調査を担当。
これまで、通販市場やスキンケアに関する市場調査のほか、ヘアケアに関する消費者調査やコンサルティング業務にも携わっている。
コスメコンシェルジュの資格も取得している。
―なぜ、今回育毛商品に関する調査を行ったのですか?
福原:育毛市場といえば、もともとは大正製薬の「リアップ」のような”発毛”を前面に出した医薬品カテゴリーのイメージが強い市場でしたが、その後スカルプケアが拡大。さらに近年では、男女兼用ブランド「ニューモ」がヒットしたことに加え、「ロクシタン」といったオーガニックブランドからも育毛商品が発売されるなど、女性や若年層へとターゲットが広がり、訴求も多様化しています。
こうした変化の中で、実際に消費者に刺さっている価値は何か、強化すべきポイントは何か、リピート・継続の鍵はどこにあるのか、といった最新の消費者インサイトを明らかにすることで商品企画やマーケティング戦略の立案などにお役立ていただくため、今回調査を実施しました。
2023年に続く2回目の調査となりますので、この2年間の変化もみていただけます。
―なるほど、市場の変化を踏まえたうえでの調査だったのですね。
では、実際にデータを見てみて、特に印象に残った発見は何でしょうか?
福原:今回最も印象的だったのは、サブタイトルにもある通り、『使い始めた際の継続意向期間』と『実際に効果を実感するまでの期間』に約1ヶ月のギャップがあることです。つまり、何もサポートをしなければ、効果を実感する前に離脱が起こり得る構造だということが明確になりました。効果実感と継続使用が相関することは想定されていましたが、こうして具体的な差として可視化された点は個人的にも興味深い結果ですし、顧客の獲得だけでなく、育成という観点でも重要な示唆だと考えています。
また、継続のためにはメーカー側からの説明やコミュニケーションが大きな役割を果たすことも分かりました。単なる機能訴求ではなく、使用期間の目安や実感までのプロセスをどう伝えるかが、今後の差別化ポイントにつながるのではないかと思います。
もう1点、若年層の育毛ケアへの取り組みは想像以上に積極的でした。特に男性若年層では、薄毛治療目的での通院率が約42%と高く、価格受容性も高い傾向が見られました。専門家のアドバイスを受けながら自分に合ったケアを行いたいというニーズが強く、若年層向けの戦略設計にも大きな可能性があると感じています。

―継続設計の重要性が具体的な数字として見えたのは大きいですね。
今回の調査ならではの強みや、特に活用してほしいポイントはどのあたりですか?
福原:今回の調査では、全51問と前回版よりも膨大なデータとなりました。新しい設問も追加することで、具体的な施策立案まで直結していただける設計へとブラッシュアップしております。
特に、先ほどの話にもありました”継続使用”に関しては、課題の可視化だけでなく、継続するうえで実際にどのような施策が有効であったのかまで踏み込んで聴取しております。
また、弊社の消費者調査は質問同士を掛け合わせたり、お客様独自の軸を作ってクロス分析をしていただけるようになっております。育毛商品は性別・年齢だけでは捉えきれないニーズが多いため、こうしたクロス分析の活用が有効です。
例えば、育毛商品を使い続けるうえで『価格』がボトルネックになっているというデータがあるのですが、価格ってなかなか自由に変えられるものではないですよね?
そこで、この『価格がネックになっている人』を軸にクロス分析をすることで、どういうアプローチを行えば価格以上の価値を感じてもらえるのか、といった分析ができます。
このように、ボトルネックや課題に対する打開策や新たなアプローチポイントの発見につなげていただける点は当レポートの強みだと自負しております。
―なるほど、かなり実務に落とし込みやすい設計になっているのですね。
実際にご活用いただいた企業様からは、どのような反応がありますか?
福原:ご購入いただいたお客様からは、やはりクロス分析について評価をいただいております。
購入後はアフターフォローとして無料で対応しておりますので、「こういう軸でデータを切ってほしい」「このブランドユーザーを深堀したい」などなど、様々なご要望を頂戴し、ご活用いただいております。
実際にデータを見ていただくと、自分たちの想定とギャップがある部分もあり、「新たな強みの発見につながった」「ターゲット像をよりクリアに捉えることができた」といったご感想をいただけており、うれしく感じています。
また、原料メーカー様や研究開発のご担当者様からは、例えば『育毛ケアとしてプロテインに魅力を感じている人』など、成分ベースでの分析も好評です。
―属性にとどまらない多角的な分析が、新たな気づきにつながっているのですね。
では、最後に一言お願いします。
福原:育毛商品は、性別や年齢層といった属性だけでなく、悩みの深刻度などによってもニーズが異なるため、より具体的にターゲット層を捉えることが重要であると思っています。
新商品ローンチのタイミングでなくても、ユーザーのニーズと乖離がないかどうかなど、最新のデータを用いて検証してみてください!
お悩みの点やデータの活用方法など、実際にレポートをご覧になっていただきながら一緒にディスカッションのうえ、ご提案をさせていただければと思っております。
ぜひお気軽にオンラインミーティングでのご試読をご活用ください。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2025年 育毛商品の使用実態と今後のニーズ(第2弾)」レポートは絶賛発売中です。
ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。
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