美容・化粧品
第165回は、2026年3月30日発刊の『2026年 敏感肌コスメの市場分析調査』です!
化粧品市場のなかでも特に注目を集める敏感肌コスメ市場について徹底調査。主要各社の商品動向やマーケット(ブランド別、分野別、種類別、チャネル別、機能別)を分析するとともに、今後の市場性についても考察した当レポートについて、弊社リサーチャーの北口貴一、松川実生、成海凜乙に調査のポイントをインタビューしました!
北口貴一 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Beauty & Cosmetics
主任 北口貴一
—Profile—
2017年の入社以降、医療用医薬品、Healthチームを経て2019年より化粧品チームに所属。
現在では海外のマーケット調査や化粧品原料・OEMのコンサル業務なども担当している。
趣味はSNSで美味しそうなお店を見つけること、野球観戦(北海道日本ハムファイターズ推し)。
2026年の目標は、インドアな趣味を見つけること。チーターが好き。
松川実生 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty & Cosmetics
松川実生
—Profile—
2021年入社。化粧品分野の中でもスキンケアに関するマーケット調査やヘアケアに関する消費者調査などを担当。
2025年に日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ資格を取得。
健康維持のため、1日1万歩を目標にしている。
成海凜乙 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty & Cosmetics
成海凜乙
—Profile—
2025年に入社後、化粧品分野で市場・消費者調査を担当している。
これまでに美容全般の消費者調査やアンチエイジングの市場調査を担当。
美容系YouTuberの動画をみるのが趣味。いくらが好き。
―今回、敏感肌コスメ市場をテーマに調査を実施したとのことですが、現在の同市場の課題は何だと考えていますか?
松川:敏感肌コスメ市場は、従来、肌への刺激が少ない無添加・フリー処方を打ち出すブランドが市場の成長を牽引してきたほか、コロナ禍以降は美白有効成分やシワ改善有効成分といった機能性成分を配合することで、敏感肌+αのケアを謳った“攻め”の高機能訴求が拡大してきました。
しかしその一方で、機能性訴求の一般化により、ブランド間での差別化が難しくなっているほか、低刺激でありながらしっかりとした効果も感じたいというニーズが高まっている中で、そのバランスに対する信頼感をどう醸成していくかや、効果実感に対する期待とのギャップをいかに埋めていくかといった点は、今後の課題だと考えています。
さらに、敏感肌といっても状態や悩みは人それぞれ異なるため、ブランドストーリーをどのように伝え、一人ひとりに合った提案をどのように行うかという点も、今後重要になってくると考えています。
―なるほど。具体的にどのような動きがありましたか?
成海:近年は、高機能化の流れ自体は継続しつつも、+αのアプローチにとどまらず、角層の水分保持力やバリア機能といった肌の仕組みに着目し、“守る”ことをより重視したアプローチへと進化しているように感じられます。
例えば「エトヴォス」では、基本の「モイスチャー」ラインの刷新により、角層までうるおいを届ける設計にくわえ、肌のバリア機能をサポートする処方で肌環境の改善を提案しています。また「イハダ」でも、『高精製ワセリン』や3種の複合保湿成分を組み合わせることで、うるおいバリアを強化する“新密封ケア”を打ち出すなど、肌を保護・強化する“攻めの守り”ともいえる動きが見られています。
このほかでは、敏感肌ケアがスキンケアだけではなくボディケアやメイクアップなどの分野に広がっています。同一分野内でも朝や夜、入浴時といった特定の使用シーンでの使い分けで、日常の中で無理なく取り入れられる提案が増えてきています。そうした積み重ねが、ブランドとの接点を自然に広げ、継続的な使用にもつながっているように感じられます。
―商品面でいろいろな動きがあったんですね。販促面での動きはどうでしたか?
松川:販促面では、SNSを起点としたコミュニケーション強化が特に進んでいる印象です。弊社の消費者調査データを見ても、若年層は自身を敏感肌であると意識している割合が他の年代より高く、若年層へのアプローチとしても、また時代の流れとしても、SNSの活用は必須条件となっています。なかでもInstagram広告では、キャンペーンと連動させながら認知拡大や参加促進につなげる動きが目立っています。例えば「アルージェ」では、人気キャラクターとのタイアップ企画などを通じて接点を創出し、その後の継続的な関係構築につなげているケースが見られます。
一方で、信頼性の担保という観点では、医療従事者向けのイベントや学会への参加などを通じて専門性を訴求する取り組みも継続しています。敏感肌ブランドにおいては、信頼やブランドイメージの構築が非常に重要であるため、販促においても情報を正しく、丁寧に伝えていく姿勢が求められています。
本レポートでは、消費者意識の観点からも各施策の具体的な取り組み事例をご紹介していますので、コミュニケーション強化と信頼醸成の両立に向けたヒントとして、ご活用いただけますと幸いです。
―興味深いですね。このような変化を受けて、今後の市場の動きはどうでしょうか?
北口:市場全体としては、引き続き堅調な成長が続くと見ています。2025年は前年比6.2%増の1,435億円と、直近10年で約1.9倍に拡大しており、敏感肌コスメは確実に存在感を高めています。
2026年についても前年比4.9%増と拡大は継続する見込みで、今後は“攻め”と“守り”の両立にくわえ、日常生活全体に寄り添うトータルケア提案や複合的な肌悩みに対応する高付加価値商品の展開が進むことで、市場の底上げが期待されます。こうした流れの中で、敏感肌コスメ市場は次の成長フェーズに入っていくのではないかと考えています。
―ここまで、市場の最新動向をお話しいただき、ありがとうございました!
では、最後になりますが、読者の皆様に一言ありましたらお願いします。
北口:当レポートは、化粧品市場のなかでも特に注目を集め続けている敏感肌コスメ市場について、主要各社の商品トレンドやマーケット、販促活動に至るまでを網羅的に分析するとともに、今後の市場性についても考察しています。
また今回のレポートから新たに機能別(エイジングケア・美白ケア・ニキビケア)のマーケット情報を掲載し、高機能ニーズに対する市場の広がりや各領域の成長性を把握いただけるようになったほか、近年話題のダーマコスメと敏感肌コスメの関係性についても整理しておりますので、敏感肌コスメへの新規参入を検討されている皆様はもちろん、すでに展開されている皆様にとっても、新たな視点や戦略のヒントが得られる必見の内容となっています。無料ご試読も承っておりますので、ご希望の方はぜひお問い合わせいただけますと幸いです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2026年 敏感肌コスメの市場分析調査」レポートは絶賛発売中です。
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