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2022.11.04

リサーチャーに聞く!#19『NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の患者調査』調査のポイント

PRESS

MEDICAL PHARMACEUTICALS

第19回は、2022年10月21日発刊した『NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の患者調査』です!
NASHと診断され、治療のために現在医療機関を受診している274人を対象に、医療機関を受診するまでの経緯や診断時の治療に対する意識、肝生検の経験・受けたときの印象、薬剤の処方状況、オンライン診療や治療管理/治療用アプリのニーズ、飲み薬・皮下注射薬のニーズ等を集計・分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの水上徹に調査のポイントについてインタビューしました!

 

水上 徹 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Medical
係長 水上 徹

—Profile—
入社してからほとんどの期間で、Medical関連の調査を担当。
現在はMedical関連の患者調査、ドクター調査および独自調査を行っている。

 


―今回NASHをテーマにした調査とのことですが、現在の課題は何だと考えていますか?

水上:NASH(非アルコール性脂肪肝炎)は、主に肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病に関連して、肝炎や肝線維化が引き起こされる疾患ですが、現時点で承認薬などの有効な治療法がなく、アンメットニーズの高い疾患です。
また、自覚症状がほとんどみられず、確定診断においては肝生検が必要になりますので(他の方法でも診断は可能)、有病者数に対して、診断率・受診率が低いものとされており、このようなことが課題と考えられます。

 

―なぜ、今回この調査を実施しようとしたのですか?

水上上記のような疾患背景から、弊社ではNASH関連の治療実態や治療薬の開発動向に注目しており、これまでも広くNAFLD患者さん全体を対象とした調査を行ってまいりましたが、中でもNASH患者さんに絞り込んだ調査のご要望を頂いたこともあり、今回はNASH患者さんのみでの調査を実施いたしました。

 

 

―今回のNASH患者さんの調査で、明らかになったことは何ですか?

水上そうですね、もともとこれまでに弊社で実施したNAFLD患者さん全体の調査から、承認薬の使用意向が高いことはわかっていましたが、今回の調査でNASHにより将来的に不安を感じている方、また、自覚症状の有無を問わず(無い方が大多数)、診断時に積極的に治療を行いたいと思った方がそれぞれ7割前後を占めており、改めて治療ニーズの高い疾患であることが明らかになりました。一方で、現状の治療満足度は低い状況です。

 

―今回のNASH患者さんの調査のここに注目してほしい!というポイントがございましたら、是非ともお聞かせください。

水上近年、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンライン診療やDTx(デジタルセラピューティクス)に関する関心、また開発も進んできています。特に生活習慣病領域では、これら治療での親和性が高いものと考えられております。
今回のNASH、また現在調査中の2型糖尿病、高コレステロール血症といった疾患で、共通してこれら治療に対するニーズを伺っておりますので、治療実態や治療薬の開発動向だけでなく、こちらの調査結果もぜひご覧頂きたいと思っております。

 

 

 

―貴重なお話しありがとうございました。今回インタビューしたレポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の患者調査
NASH患者の治療実態と治療(DTx/治療薬)ニーズを調査