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2023.03.10

リサーチャーに聞く!#34『2023年 プラスチック製食品容器・包装材の市場分析調査』調査のポイント

PRESS

CHEMICAL

第34回は、2023年2月22日に発刊した『2023年 プラスチック製食品容器・包装材の市場分析調査』です!
プラスチック製食品容器・包装材における、国内の動向と市場規模および予測、各社の製品展開状況、研究開発動向、売上高、今後の展開について多角的に分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの伊藤広大に調査のポイントについてインタビューしました!

 

伊藤 広大 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ  Chemical
伊藤 広大

—Profile—

2016年の入社から2年間生産財チームで、ケミカル関連の調査を担当。
2018年からは、心機一転消費財チームの一員として、飲料や乳酸菌関連の調査を行った。
その後、2021年に生産財チームにカムバックし、現在はプラスチックやカーボンニュートラル関連の調査を進めている。

 


―なぜ、プラスチック製食品容器・包装材の市場調査を行ったのですか?

伊藤:当調査は2~4年に一度のペースで行っておりますが、前回調査時(2019年1月~同年3月)以降に新型コロナウイルスが感染拡大し、プラスチック製食品容器・包装材に求められる機能性についてどのような変化が生じたのか調査する必要性を感じたからです。

 

―そうなのですね。今回の調査にあたって、市場動向はこうなっているのではないか、という仮説はありましたか?

伊藤:新型コロナウイルスが感染拡大した2019年以降、食品宅配サービスの利用者は急速に増加しております。こうした中、プラスチック製食品容器・包装材市場では、宅配に適した機能性を有する製品が市場を牽引しているのではないかという仮説を立てました。具体的には、デリバリー時に汁漏れを防ぐ容器や、保温性に優れた容器が支持されているのではないかと考えました。

 

 

―なるほど。実際、今回の調査結果は仮説通りになったのでしょうか?

伊藤:はい。やはり食品宅配サービスの伸長によって、食品の汁漏れや冷めてしまうことを防ぐ容器は、市場拡大に貢献していることが分かりました。こうした容器の需要が高まる中、各社は高い嵌合性や保温性を持つ容器の拡販に注力しています。例えば、容器本体と蓋で構成される軽量容器を扱う各社は、内嵌合を採用した容器を積極展開し、優れた嵌合性を有している点で食品宅配業界から支持を集めております。

 

―食品宅配は食品容器・包装材事業を推進する上で、重要なキーワードとなっているのですね。最後に、今回の調査のここに注目してほしい!というポイントを是非聞かせてください。

伊藤当資料はプラスチック製食品容器・包装材市場を調査しておりますが、同市場内のプレイヤーだけでなく、市場を取り巻く環境や今後の展開を含め、包括的に調査している点を見ていただきたいです。ご興味がございましたら、ぜひご検討いただけますと幸いです。

 

 

―貴重なお話しありがとうございました。今回インタビューしたレポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

2023年 プラスチック製食品容器・包装材の市場分析調査
“食品宅配”、“簡便調理”、“環境負荷低減”に貢献する容器・包装材が市場拡大を牽引