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2024.01.26

リサーチャーに聞く!#72 『2023年 オーラルケアに関する意識・実態調査(第1弾)』調査のポイント

PRESS

HEALTH

第72回は、2023年10月31日発刊の『2023年 オーラルケアに関する意識・実態調査(第1弾)』です!
20~70代の男女の口内環境の悩み、オーラルケアに対する考え方、対策商品の利用実態などを調査。さらに、性別、年齢層別に加えて、「電動歯ブラシタイプ」「無関心タイプ」「自宅ケアタイプ」「虫歯・歯周病対策タイプ」「予防タイプ」「おまかせタイプ」の6つのクラスターでも分析した当レポートについて、弊社リサーチャーの森井まゆ子、福井淑乃に調査のポイントをインタビューしました!

 

森井まゆ子 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
森井まゆ子

—Profile—
入社以来、ヘルスケア領域を担当。
上司からの「仕事の原点はお客さん」という言葉と、
「事件は会議室で起こっているのではない、現場で起きている」をモットーに、
年間200件近くのオンラインミーティングを実施。
日々変化する顧客ニーズに向き合っている。
2024年1月小豆島で開催された瀬戸内海タートルハーフマラソンを完走。

 

福井淑乃 プロフィール

リサ・リューション事業部 ソリューショングループ Health&Food
福井淑乃

—Profile—
入社当時は加工食品分野で市場調査や独自調査を担当。
2019年にヘルスケア領域の担当となってからは、消費者調査を専門に調査を行っている。
最近はミラーレス一眼カメラを購入し、旅行先での撮影や周辺機材の収集を楽しんでいる。

 

 


―率直にオーラルケアの調査は難しそうですが、調査はうまくいきましたか?

森井さすがです。よくわかってらっしゃる。。本当にそうなんです。。オーラルケアの調査は虫歯やホワイトニングなどの「歯」だけでなく、健康寿命のためのオーラルケアやオーラルフレイル、誤嚥性肺炎、ほうれい線など他のヘルスケアテーマに比べ健康と美容が混在しすぎて難しかったです。。
また、対策商品も歯みがき・フロス・うがい・ガム・グミなどデンタルケアから食品まで広く設計に苦心しました。
が、そこは福井プロ(笑)の調査設計によりお客さまの満足度は高く販売も好調です!

 

―さすが福井プロ!設計が難しいということは、レポートづくりも難しかったと思うのですが。。

福井:今回は、オーラルケアにおける顕在ニーズと潜在ニーズがポイントです。
まず、顕在ニーズでは、回答率6割以上を占める「歯周病」、「虫歯」、「エチケット」や、2~3割で「全身の健康維持」、「リフレッシュ」、「アンチエイジング・老化予防」、「感染症予防」、「健康寿命の延伸」などが続きます。男女別にみると、女性のほうがオーラルケアに敏感であり対策意向も高いです。
そして、潜在ニーズでは、「ドライマウス」や「オーラルフレイル」が挙げられます。まず、ドライマウスはデンタルケアでは解決できてないことがわかりました。オーラルフレイルは自己認識と実際の該当者で10pt以上のギャップがあり、特に男性で顕著でした。

 

―男性はよりオーラルケアを意識することが大事ですね。。僕も気をつけます!
 ほかに、今回おススメの分析はありますか? 

森井オーラルケアのベネフィットを①食事②対人③虫歯・歯周病対策④美容⑤健康の要素で分析しました。
男性は若いうちは割と美しい5角形ですが、年を取ると「対人」「美容」が低下します。女性は全般的に数値が高いままであることからもオーラルケアの意識の高さが読み取れます。
あとはやはり、クラスタ分析ですね。電動歯ブラシタイプ=「歯医者にはいかず自力でトラブルを解決したい電動歯ブラシタイプ」や予防タイプ=「全身の健康を意識して将来のために対策を行っている予防タイプ」など6クラスターが興味深く、お客さまからは追加オプションでターゲットクラスタのカスタマージャーニー分析の要望も承りました。ぜひレポートを活用いただきたいターゲットが揃っています。

 

―近年、機能性表示食品でもオーラルケア関連のヘルスクレームが増えてませんか? 

福井魅力的なヘルスクレームも聴取しています。「歯を丈夫で健康にする」、「口の潤いを保つ」、「歯垢の生成を抑える」×性別・性年齢層・クラスタ別などを基本データで掲載していますが、ご要望いただけましたら、知りたい軸×ヘルスクレームのデータ提供が可能です。
また、オーラルケアの調査では欠かせない義歯の使用状況や残歯数、オーラルフレイルのチェックリストなど基本的な項目も聴取しています。

 

―さすがです!オーラルケア調査はこの1冊が手元にあれば満足してもらえそうでしょうか。

森井市場規模やブランド売上などは把握できませんが、それらは別途調査を承りますので気軽に、いつでもご相談下さい。
市場規模はもちろん重要ですが、それよりも調査設計が難しい消費者調査のほうが我々のお客さまには価値を感じていただけるのかなとおもいます。
今後、オーラル市場は注目マーケットです。ぜひこのレポートを活用いただき、企画・開発・販促などのマーケティング活動にお役立ていただけると大変うれしいです。

 

―ご購入者のかたへのオプションは何がありましたでしょうか。
 最後に、インタビューをお読みのかたに一言おねがいします! 

福井森井ご購入者の特典オプションは、有料と無料がありどちらも人気ですね。
無料オプションは、①出典名の記載で社内外データとして活用OKです。まだデータを存分に活用しきれていないお客さまがいらっしゃるかもしれません。。今からでもぜひご活用ください。続いて、②オンライン報告会です。お客様が膨大なレポートを読み込む時間がない中でも、リサーチャーとディスカッションしながらそのテーマやユーザー理解が深められるメリットを感じていただいております。そして、③ご要望のクロスデータのご提供です。仮説検証のためのデータ把握がいち早くできすぐに動けるととても好評です。
有料オプションは、先述したカスタマージャーニー分析やペルソナ分析、さらに、自社/競合ブランドユーザー分析などご希望に応じて作成いたします。
TPCでは、ご購入前にレポート試読や、有料オプションのご説明などオンラインミーティングを随時実施しています。
日時など気軽にご相談くださいませ。
2人でお待ちしております!

 

―本日は貴重なお話ありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2023年 オーラルケアに関する意識・実態調査(第1弾)」レポートは絶賛発売中です。ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

2023年 オーラルケアに関する意識・実態調査(第1弾)