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リサーチャーに聞く!#172 『2026年 女性の美容に関する意識・実態調査(第8弾)』調査のポイント

2026.07.09
  • リサーチャーインタビュー
  • Beauty & Cosmetics
リサーチャーに聞く!#172 『2026年 女性の美容に関する意識・実態調査(第8弾)』調査のポイント

第172回は、2026年6月30日発刊の『2026年 女性の美容に関する意識・実態調査(第8弾)』です!
女性の美容に対する考え方をはじめ、スキンケアやメイクアップ、ボディケア、インナービューティに関する実態を幅広く聴取している。また、広告・宣伝に対する信頼ポイントや美容医療の利用実態など、近年注目されるテーマについても網羅している。分析にあたっては、年代別に加え、「コンシャスタイプ」「ビューティエイジングタイプ」「リアルレビュータイプ」「ビューティ・マスタイプ」「セーフティタイプ」「ノー・リーズンタイプ」「ローコストタイプ」の7つのクラスター別に分析を行った当レポートについて、弊社リサーチャーの上谷光弘に調査のポイントをインタビューしました!

 

上谷光弘 プロフィール

リサ・リューション事業部 リサーチグループ Beauty & Cosmetics
上谷光弘

—Profile—

2026年に入社後、化粧品分野で主に女性の美容に関する消費者調査を担当。
散歩をするのが趣味。音楽を聴くのが好き。

 


―女性の美容に関する意識・実態調査は今回で8年目となりましたが、今回もこの調査を実施するに至った背景を教えてください。

上谷本調査は2019年に初めて実施し、それ以降、毎年調査を行っています。一般女性を対象とした調査であることから、基礎データとして活用してくださるお客様が多く、女性の美容意識や行動の変化、トレンドを継続的に把握できる点をご評価いただいています。そうしたお声を受け、今回も変化する市場や消費者意識を反映した最新データをお届けするため、調査を実施しました。

近年は、SNSやECの普及、美容成分への関心の高まり、美容医療やインナービューティの広がりなど、生活者を取り巻く環境が大きく変化しています。

そこで今回は、これまで継続して聴取してきた質問に加え、市場の変化やトレンドを捉えるための新たな質問項目を追加し、より実態に即した分析ができる内容へとリニューアルしています!

具体的には、商品開発や販促施策に直結する「魅力的な訴求キーワード」に関する質問や、ドラッグストア利用者を対象に「普段利用するドラッグストアの棚」と「理想のドラッグストアの棚」に関する質問を新たに追加しました。これにより、売場づくりや棚提案など、営業活動にもご活用いただけるデータを収録しています。

また、購入チャネルについても、これまで一括りにしていた通販を「Amazon」「楽天市場」「Qoo10」などのECサイト別に細分化して聴取しています。さらに、韓国コスメについてもブランドごとに認知度や現在使用率を把握できるよう設計を見直しました。

このように調査内容を拡充したことで、変化する市場や消費者意識、最新のトレンドをこれまで以上に多角的に把握できる内容となっています!

 

―ありがとうございます。かなりボリューム感のある調査ですね!それでは、そういった新しい質問を含め、今回の調査で特に印象に残った発見について教えてください!

上谷はい!今回の調査で特に印象に残ったのは、女性の美容との向き合い方についてです。

まず、現在興味・関心があることをみると、「美容」は45.3%となり、2025年から3.9pt、2019年比では6.3pt低下していました。このほか、「旅行」や「外食・グルメ」といった従来から人気の高かった項目も減少しています。

一方で、「アニメ・漫画」「ゲーム」「推し活」などのエンタメ分野への関心は高まっていました。このことから、女性の興味・関心は幅広い分野へと広がっており、その中で「美容」が占める相対的な位置づけは以前より低くなっていることが分かります。

しかし、現在使用しているスキンケアアイテムをみると、2025年と比較して「化粧水」が1.5pt、「乳液」が3.2pt増加していました。また、8年間の推移では、「クレンジング」「洗顔料」「クリーム」「美容液」「シートマスク」「日焼け止め(顔用)」はいずれも増加しています。なかでも、「美容液」は6.8pt増、「日焼け止め(顔用)」は9.2pt増と大きく伸長していました。このほか、「目元用クリーム」や「導入美容液」の使用者も増加しており、取り入れるアイテムの幅が広がっていることが分かりました。

さらに、スキンケアを選ぶ際の基準を2019年と比較すると、価格だけでなく、使用感やテクスチャー、企業の技術力・開発力、ブランドへの信頼、口コミ、配合成分など、商品選びにおいて重視するポイントも広がりをみせています。

このように、美容そのものへの関心は相対的に低下している一方で、スキンケアでは取り入れるアイテムや商品選びの評価軸が広がっており、消費者ニーズをより細かく捉えることの重要性が高まっていると感じました。

―なるほど、女性の美容との向き合い方の変化が、実際のデータからも見えてきたのですね!
では、そうした実態を踏まえて、今回の調査で特に「面白い」と感じた結果や、注目ポイントを教えてもらえますか?

上谷はい、もちろんです!今回の調査ではご紹介したいデータがたくさんあるのですが、まずは美容にまつわる購入チャネルという観点から、特に注目いただきたい結果をご紹介します。

近年、通販の利用は拡大していますが、その利用実態については、まだ十分に把握できていない企業様も多いのではないでしょうか。

そこで、「通販」チャネルを媒体別にみると、「メーカー・ブランド公式サイト」(全体:25.0%)は60代~70代、「楽天市場」(同:19.7%)は40代で利用率が高い結果となりました。また、「Amazon」(同:17.4%)や「Qoo10」(同:9.7%)は20代で利用率が高く、年代によって利用される媒体に違いがみられています。

近年では、ECチャネルへ販路を拡大する企業様も増えていますが、今回の結果から、チャネルごとの利用者特性を踏まえ、ターゲットに合わせた販路戦略や販促施策を展開することが、これまで以上に重要になっていると考えられます。

また、ドラッグストアは年代を問わず、多くの女性が利用する重要な販売チャネルです。そこで、普段ドラッグストアを利用している人を対象に、売場に関する調査も行いました。

その結果、現在ドラッグストアで利用している棚は全世代で「アイテム別」が最も多い一方、購入点数が増えそうな売場では、若年層ほど「成分・機能別」や「肌悩み別」への関心が高いことが分かりました。

このことから、現在利用している売場と購入意欲が高まる売場にはギャップがあることが見えてきました。ターゲットや年代に応じた売場提案を行うことで、購買点数の拡大につながる可能性があり、営業活動や店頭販促を検討するうえでも注目いただきたい結果となっています。

 

―ありがとうございます。通販チャネルを媒体ごとに分析することで、年代ごとの利用傾向が見えてくる点は、とても興味深いですね。また、購入チャネルだけでなく、ドラッグストアの売場に対するニーズまで把握できる点も、実務に役立ちそうだと感じました!
そのほかにも、今回の調査で特に印象に残った結果や、ぜひ注目してほしいポイントがあれば教えてください。

上谷もう一つ注目いただきたいのが、インナービューティと美容医療に関する結果です。

まず、インナービューティ(美容のための健康食品やOTC医薬品)を現在取り入れている人は34.2%となりました。年代別にみると、20代では前年から2.4pt、60代では4.4pt増加しており、若年層だけでなくシニア層にも広がりがみられます。また、インナービューティにかける金額は全体平均で5,202円となり、60代では前年から1,571円増加していました。

摂取アイテムでは「サプリメント」が8割超で最も多いものの、前年から5.3pt減少しました。一方で、「OTC医薬品」は3.7pt増加しており、取り入れるアイテムにも変化がみられます。また、摂取している成分では「ビタミンC」「乳酸菌」「ビタミンB群」が上位となっており、定番成分への支持は引き続き高い結果となりました。

さらに、美容医療(保険適用外)の利用率は9.1%と前年から微増しています。施術内容をみると、「ケミカルピーリング」は前年から4.6pt増加したほか、「医療レーザー脱毛」は1.2pt増、「フォトフェイシャル」は2.2pt増、「ボトックス注射」は0.7pt増となっており、さまざまな施術で利用が広がっていることが分かりました。

このように、美容はスキンケアだけでなく、体の内側からのケアや美容医療まで取り入れる選択肢が広がっています。特にインナービューティではシニア層での利用や支出額の伸び、美容医療では複数の施術で利用率が上昇しており、美容へのアプローチがより幅広くなっている点も、今回の調査で注目いただきたいポイントの一つです!

 

―ありがとうございます。今回のお話を通して、この調査の魅力を改めて実感しました!
それでは最後に、本記事の読者の皆さまへ一言メッセージをお願いいたします。

上谷最後までご覧いただき、ありがとうございます。

本調査では、スキンケアだけでなく、メイクアップやボディケア、インナービューティ、美容医療の実態まで幅広く調査しています。また、年代別分析はもちろん、美容に対する価値観ごとのクラスター分析も行っているため、自社のターゲットに近い層の特徴を詳しく確認いただける内容となっています。

さらに、2019年から継続して調査を実施しているため、今年の結果だけでなく、この8年間で生活者の美容意識や行動がどのように変化してきたのかを時系列で確認できる点も、本調査ならではの特徴です。

本調査では、オンラインミーティング形式による無料のご試読をご用意しています。調査の概要や活用方法をご紹介しながら、ご関心のあるテーマを中心にご説明いたします。

ご購入後も、調査結果のご報告会やクロス集計データのご提供など、貴社の課題やご関心に合わせた活用サポートをご用意していますので、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

―本日は貴重なお話をありがとうございました。
さて、今回インタビューした「2026年 女性の美容に関する意識・実態調査(第8弾)」レポートは絶賛発売中です。
ご興味がございましたら是非とも弊社にお問い合わせくださいませ。

 

 

『2026年 女性の美容に関する意識・実態調査(第8弾)

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